ワイン選びで難しいのが、“そのワインの味が自分に合うかどうか”。
いくらラベルに魅力的な商品説明があっても、
そのワインを飲むまでは、実際の味は分からないというリスクがあります。
しかもワインの場合、値段はそれほど関係なく、
高くてもそれほどというワインもあれば、逆に安くて美味しいワインもありますよね。
そのため、こうしたお買い物リスクを最小限にするためには、
『できるだけ安くて美味しいワイン』を見つけることが一番理想。
これは、オーガニックワインに関しても同じことが言えます。
そこで今回は、
通販で一番人気!飲む人を選ばない“高コスパオーガニックワイン”をレビュー。
“何回かオーガニックワインを試したけど味がイマイチだった,オーガニックワインが初めてでどれを選んでいいか分からない”
といった方々は、ぜひ一度、お買い物の参考にしてみて下さい。
われわれ編集部は、ページ途中途中で、あなたの『ワイン選び』をしっかりサポート。
また、ページ後半では、通販で人気の高コスパオーガニックワインランキング・ワインの豆知識等も紹介しています。
<このページの目次>
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選ばれている理由を徹底調査!「メルシャン メスタ オーガニックワイン(赤・白)」を飲み比べ
品質はピカイチ!世界基準のオーガニックワインを格安で味わえる
私が購入したのは、
メルシャンから販売されているスペイン産ブドウを使用したオーガニックワイン「Mesta メスタ」。
どちらかというと、
“白”が好みですが、今回は“赤”も購入し、比較しながらレビューしていこうと思います。
正式名称は、
- 白 ― メスタ オーガニック ベルデホ (アルコール度数12.5%・辛口)
- 赤 ― メスタ オーガニック テンブラニーリョ (アルコール度数14%・ミディアムボディ)
ラベル裏を見ると,
スペインのオーガニック認定機関(SHC)のマークと日本語で“有機農産物加工酒類”と表記があり、
このワインがオーガニックワインとして正式に認められていることが確認できます。
ヨーロッパのオーガニック商品の認定機関としては、エコサートが有名ですよね。
今回、このSHCという認定機関は初めて聞ききましたが信用できるんですか?
おっ、なかなか詳しいですね。エコサートはフランスに本部がある“オーガニック認証団体の世界基準”ともいわれる有名機関。さて、このSHCですが、
スペイン国家の認証を受け有機農産物の認定を行っている機関。EU・日本にも正式に認められ、JASとも連携しています。オーガニック認定には、上述のエコサート同様、非常に厳しい基準を設けており、SHCのマークは、安全で高品質である証拠と言えます。
その他、メスタではオーガニックだけでなく、今話題のサステナブル(持続可能)なワイン造りにもこだわっています。無農薬な畑作りは言うまでもなく、エネルギーの効率化・廃棄物の削減など、地球環境を守る取り組みが評価され、サステナビリティ認証システムを取得しているんです。
なんか皆さん、すごい物知り...。なんだか自分が惨めになってきました。
まぁまぁ、そこは経験だよ、経験。時間をかけてじっくりやっていきましょう。
ちなみに、メスタのワイン造りを仕切っているのは、世界に数百人しかいない“マスターオブワイン”の資格を持つサム・ハロップ氏とアンドレア・クバック氏。スペインワインの魅力を伝えるべく、高品質でありながらリーズナブルな価格のワインを提供するのが彼らのモットーなんです。
さて価格はというと、
白・赤とも税込み800円台後半と、オーガニックワインにしてはかなり格安。
近くのスーパーでたまたま見つけて買っていたんですが、
いつの間にかそのスーパーでは販売されなくなって、最近は通販で購入するようにしています。
おそらく大都市であれば、販売しているお店が多くあると思いますが、
地方に住んでいる私の場合、売っているお店を見つけるのがかなり大変。
詳しい販売情報は、下記にて説明していますので、興味のある方はご覧ください。
それでは、次項ではワインの決め手とも言える“味”についてレビューしていこうと思います。
どなたでも飲みやすい!お買い物リスクが少ない“美味しい”オーガニックワイン
<白ワイン> いい意味で個性がない!雑味を感じないスッキリした味わい
辛口ということもあり、甘さ控えめでキリッとした口あたりですが、
瑞々しさがあるため、辛さを感じにくく飲みやすいです。
そして、このワインをより飲みやすくしているのが、雑味のなさ。
変なブドウ感や品種による独特な風味がなく非常にスッキリしています。
確かに、甘口好きな方やワインの個性を味わいたい方には、ちょっと物足りないかもしれませんが、
いい意味で個性(クセ)がなく“飲む人や料理を選ばない白ワイン”だと思います。
『メスタ オーガニック』シリーズには、白・赤・ロゼの3種類がありますが、中でも一番人気はこの白。ドイツやイギリスで行われた国際ワインコンクールでも多くの賞を受賞。レビューにもあったように、その味わいは高く評価されており、私流に言うならば“味のミニマリスト”とでも評したい。
あんまりその例え、うまくないですよ、編集長。
この白ワインの品種“ベルデホ”は、豊かな果実感・ほどよい酸味・独特の甘みが特徴。辛口にしても、ドライになりすぎることなく、ちょうどいい爽やかさとまろやかさを生み出すんです。ですよね、編集長?
ですよね...。
<赤ワイン> 赤ワインが苦手な方でも飲みやすい!渋みと酸味のバランスがとれたまろやかボディ
赤ワインの“渋み”と“ズシっとくる重さ”が苦手で、飲むのは久しぶり。
飲んでみると、
やっぱり渋みはありますね(笑)。
まぁ、これが赤の醍醐味といえば醍醐味ですが...。
それに、日頃“白”ばかり飲んでいるので、余計に渋みを感じやすくなっていると思います。
ただ、イチゴやチェリーといった甘みのある果実風味が、
うまく渋みをごまかしてくれるので、赤がそれほど得意でない私でも大丈夫。
また、ミディアムボディに仕上がっているため、
重さはちょうどよく、“飲み疲れしない赤ワイン”だと感じました。
このワインの黒ブドウ品種『テンプラニーリョ』は、まさに赤い果実(ストロベリー・チェリー・プラム等)の香りが特徴。また、他の黒ブドウ品種(カベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワール)よりも、タンニン(渋み)は柔らかめ。
確かに、赤ワインと言えばカベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワールが有名ですよね。ただ、人によっては個性が強すぎると感じる場合もあり、好き嫌いが分かれることがあると聞きます。
その通り。その点、メスタの品種『テンプラニーリョ』は、渋み・酸味のバランスがよく、“赤”が苦手な方でも飲みやすいワインに仕上がるんです。
選ばれている理由に納得!「メスタ オーガニックワイン」レビューまとめ
正直なところ、個人的には“白”のほうが好みですが、 共通して言えることは、
- オーガニックでありながら価格が安い
- いい意味でクセがないため、飲む人・料理(マリアージュ)を選ばない
これが、メスタが支持されている理由で、
初めて購入する方でも、お買い物リスクが非常に少ないオーガニックワインだと思いました。
なお、白と赤ワインの特徴については、コチラで詳しく解説していますので、ワイン選びの参考にして下さい。
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どこで買うのが一番お得?「メスタ オーガニックワイン」通販情報
メスタ オーガニックワインシリーズは、赤・白・ロゼの3種類。
1本ずつの正確な定価は確認できませんが、各ワインとも990円~1.000円ぐらいが参考価格とされているようです。
ただ、ヤフー・楽天・アマゾンでも、
ほとんどのお店で、参考価格より安い価格で販売されています。
また、送料などを考慮した場合、
バラよりはまとめ買いで注文される方も多く(私もそうなんですが)、1本あたりのコスパはかなり良くなります。
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<編集部厳選> 1.000円以下で楽しめる!今人気の高コスパオーガニックワイン 売れ筋5選
当セクションでは、編集部が選びに選び抜いた“高コスパ”オーガニックワインランキングを紹介。
なお、ワイン選びでお困りの方は、コチラを参考にしていただければ幸いです。
メルシャン メスタ オーガニック ベルデホ
選ばれている理由は,
当ページレビューで紹介されていた白ワインが編集部ランキングでも堂々の第一位!
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コノスル オーガニック マルベック
選ばれている理由は,
リーズナブルな価格で、本格的な“赤”ワインを飲みたい方に好評!
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ボデガス・アルスピーデ ラ・サングリア ブランコ
選ばれている理由は,
スペインのベストワイン賞にも輝いた白のオーガニックサングリア(ワインにフルーツやスパイスを加えた甘め風飲み物)。
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メルシャン メスタ オーガニック テンプラニーリョ
選ばれている理由は,
こちらもレビューで登場した赤ワインで、上品な『果実の甘み・フレッシュ感』を楽しめます。
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ドミニオ・デ・プンクトゥン ロベティア テンプラニーリョ
選ばれている理由は,
完全有機栽培で、高品質なワインを造り続けるワイナリー“ドミニオ・デ・プンクトゥン”のライトボディオーガニックワイン。
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<編集部編> 知っておくとタメになる!ワイン選びが楽になる赤ワイン・白ワインの特徴
ココでは、われわれ“編集部”が、知っておくとワイン選びが楽になる『ワインの豆知識』を紹介。
ワイン選びの基本中の基本である赤ワイン・白ワインの特徴などを紹介していますので、ぜひお買い物の参考にして下さい。
赤ワインの特徴
赤ワインの最大の特徴は、渋み。
その渋みの元になっているのは、赤ワインに使用される黒ブドウの皮。
赤ワインは、白ワインと違い、ブドウを皮・種丸ごと使用して作られます。
皮には多くの“タンンン”が含まれており、発酵・熟成することで、渋みの風味が増していきます。
また、
使用される黒ブドウの品種・熟成期間などによって、赤ワインは3タイプに分けられます。
- フルボディ
渋みが最も強く、香りが濃厚なタイプで、重くずっしりくる飲み応えがあります。 - ミディアムボデイ
ちょうどフルボディとライトボディの中間タイプ。渋み・酸味・重さのバランスが整っていることから、赤ワインの中では一番人気。 - ライトボデイボディ
上記2タイプに比べ、渋み・重さを抑えたタイプで飲み心地は軽いのが特徴。人によっては、少々アッサリしすぎていると感じる場合がありますが、赤ワイン初心者の方や赤ワインが苦手な方でも飲みやすいと言われています。
参考までに、赤ワインに使用される有名な黒ブドウ品種は、
カベルネ・ソーヴィニヨン(渋みが強めでブルーベリーのような力強く香り)、メルロー(プラムのような香りで渋みが少なくまろやか)、ピノ・ノワール(イチゴやチェリー等やや甘みな風味)などが挙げられます。
ただし、
同じ品種でも、産地により風味がかなり異なる場合が多く特徴をひとくくりにまとめるのは難しい一面もあります。
白ワインの特徴
白ワインは、皮・種を取った白ブドウを使い作られるため、
赤ワインのような渋みはほとんどありません。
白ワインの場合、おおまかな飲み口は甘口・中口・辛口に分かれますが、
その違いは、発酵させる期間。
発酵は、ブドウの糖分をアルコールに分解する作用があるため、
発酵期間が長くなるにつれ、甘みは減り酸味・キリッとした辛さが増していきます。
逆に、発酵期間を短くすることで、甘みが残りおだやかな飲み口の白ワインが作られます。
有名な白ブドウ品種には、シャルドネやメーヴィニヨン・ブランがありますが、
こちらも赤ワイン同様、産地によってだいぶ風味が変わってきます。
<赤ワイン・白ワイン特徴まとめ>
赤ワイン | 『全体的な風味の特徴』 |
『赤ワインに向いている方』 |
---|---|---|
白ワイン | 『全体的な風味の特徴』 |
『白ワインに向いている方』 |
ちなみに、ロゼというタイプのワインもありますが、これはどういうワインなんですか?
ロゼは、綺麗なピンク色をしており、簡単にいうと、赤ワインと白ワインのいいとこ取りしたワインです。
ロゼワインの場合、黒ブドウを原料に比較的自由な製法で作られ、赤ワインや白ワインと同じような製法、またはブレンドする製造法等もあります。
そのため、赤のような渋みだけでなく、白のスッキリ感といった特徴もバランス良く取り入れているのが特徴です。
また、いろんな料理にも合うため、ワイン界のオールラウンダーと呼ばれることも。
ちなみに、当ページレビューの『メスタ オーガニック』シリーズでも販売されており、“やや辛口の爽やかなベリー風味”に仕上がっています。
ワインに関するよくある疑問
ワインはやっぱり相性が良い料理(マリアージュ)と飲んだほうがいい?
フランス語で「結婚」を意味するマリアージュ。
この言葉は、ワインとマッチする料理についても使われるようになりました。
一般的に、白ワインはアッサリ系、赤ワインはこってり系の味付けの料理と相性が良いと言われ、
ワイン系のサイトを見ると、いろんなレシピや料理が紹介されています。
ただし、風味の感じ方は人それぞれですし、
前述したように、原料となるブドウが同じ品種でも栽培される地域などで風味はガラッと変わります。
そのため、赤ワインと白ワインというふうに、大きなカテゴリーに分けることはできても、
実際の風味は、各ワインによってかなりのバラつきがでます。
中には、ワインに料理を寄せていったり、料理をワインに寄せていったりする方もいらっしゃいますが、
そればかりに気を取られると、せっかくのリラックスタイムが台無しに。
ワインや料理に関する知識があることにこしたことはありませんが、
一番大切なのは、マリアージュにはそれほどこだわらず、好きなワインで好きな料理を楽しむこと。
そのほうが、より美味しい時間を過ごすことができますよ。
ポリフェノールを摂るなら赤ワインのほうがおすすめ?
ワインには、カラダに良いとされる多くの成分が含まれていますが、
中でも有名なのが「ポリフェノール」。
カラダの錆びの元“活性酸素”を撃退してくれる抗酸化物質の一種で、色々な食品100g中に含まれるポリフェノール量で赤ワインは第一位!
ちなみに、2位はコーヒー、緑茶、紅茶、トマト...と続いていきます。
一方の白ワインというと、その量は半分以下。
これだけ見ると、なんだか赤ワインのほうが栄養たっぷりで健康的に感じますよね。
ただ、白ワインのポリフェノールは、
赤ワインのポリフェノールよりも分子が小さく、カラダに吸収されやすい性質を持っている優れモノ。
しかも、白ワインには、赤ワインとは比較されないぐらいの強い殺菌効果もあるんです。
白ワインは、よく生の魚介類と一緒に飲まれることが多いですが、
それは単に、白ワインとの相性が良いということ以外に、こうした殺菌効果の働きが期待できるからなんです。
このように、
単にポリフェノール量だけでいえば、断然赤ワインに軍配が上がりますが、白ワインにも優れた面がたくさんあります。
近年の健康志向の高まりとあいまって、あえて赤ワインを選ぶ方が増えていますが、
無理して自分が美味しいと感じないワインを飲んでも意味がないので、
栄養面よりは、自分好みの『風味や飲み心地』を優先事項にして選んだほうがいいと思います。
また、いくら栄養があるといってもワインはアルコール。
飲み過ぎは、肝臓などに負担がかかるので、あくまでもほどほどを心掛けましょう。
ワインの添加物『亜硫酸塩』は安全なの?
ワインの原材料表記を見ると、
必ずといっていいほど『亜硫酸塩』なる添加物が配合されています。
一見すると、なんだかカラダにわるそうなイメージがありますが、特別危険なわけではありません。
古くはローマ時代から使用されていたともいわれ、添加量は人体への影響がでない量と法律でしっかり定められています。
なにより、
この物質は『ワインの酸化による劣化・雑菌の繁殖を防ぐ』といった主に酸化防止剤としての大切な役割を担っています。
ワインは、開閉するたびに空気中の酸素と触れますが、
その際アルコールが酸素と触れると、酢酸が生成されワインの酸味が増してしまいます。
また、ワインは発酵して作られますが、
発酵を促す酵母菌などをそのままにしておくと、発酵が進みすぎて風味が失われてしまうことも。
こうした酵母菌は熱によく反応しますから、例えば輸送中などに熱が加わったりすると、瓶内で発酵が進んでしまったり、ガスが発生し瓶が爆発してしまう危険性もありますからね。
それに、生産者の一番の願いは、ワインを一番美味しい状態で消費者に飲んでもらうこと。そのために、原材料の選定から発酵・熟成まで、緊密な計算のもとワイン造りを行っていますからね。ベストの状態で出荷できても、風味がすぐに失われてはそれまでの苦労が水の泡。
そのワインの品質・風味を守るために、『亜硫酸塩』はなくてはならない存在ということですね。
その通り。
あら~、なにお二人で盛り上がっているんですか~。私も混ぜて下さい。実はこの『亜硫酸塩』はワインが製造される過程で自然に生成される物質でもあるんです。最近は、この酸化防止剤無添加のワインも販売され始めていますが、結局のところ“完全に亜硫酸が無添加であるワイン”はこの世界には存在しないんです。
また、『亜硫酸塩』に関しては、オーガニックワインでも同じことが言えます。
オーガニックワインというと、どうしても無添加のイメージを持たれる方が多くおられますが、
やはり品質を守る上では、『亜硫酸塩』は欠かせない存在。
EUのオーガニックワインの認証規格でも、規定値であれば『亜硫酸塩』を配合しても問題ないとされています。
いかがでしたでしょうか?
『亜硫酸塩』は、決して危険なわけではなく、
むしろ、ワインを美味しく、そしてより安全に飲むために必要な物質。
どうしても無添加ワインにこだわりたい方にはオススメできませんが、
『亜硫酸塩』が配合されているワインだからといって、それほど敏感になる必要はないと思います。